jk1wsh’s blog

サラリーマンの無線日記

500Wと200Wの違い

今回、オールアジアンDXコンテストに部分的に参加した目的は、500WにQROした効果を確かめることでした。

最初にお断りしておきますが、QROよりQRPに努めることは混信やインターフェア、省エネに貢献できる素晴らしいことであり、QRPに努めておられる方こそ尊敬に値すると私は思っております。

そして、アンテナの効率化がQROよりも最優先する事であると思っております。

しかし、私の住まいの敷地は狭いため、大型ビームアンテナは隣家の敷地への侵略になるため、制限があります。
限られた回転半径のアンテナでそこそこ安定したDXとのQSOを楽しむには、ある程度のパワーが必要になります。

そこで思いたったのが、500WのQROです。
1KWにしなかった理由はリニアの大きさ、値段、200V工事不用、アンテナの耐入力、インターフェアのリスクなどを考慮した結果です。

200W局は技術適合だけで簡単に開局できますが、200Wを超えると資格面だけではなく、技術面や費用面、申請の繁雑さでハードルが一気に高くなります。

ただし、同じアンテナで200Wと500Wの差を感じることができなければ、あまり意味がありません。

前置きが長くなりましたが、AAコンテストで呼んで回って感じた感想を書きます。

200Wの時は、CQコンテストを出している局、そうですね、Sメーターで5以下の場合に呼んでいることすら気が付いてもらえないことが20局に1局程度の頻度で発生しました。
それが500Wにしたら、殆どなくなりました。
さすがにカスカスで聞こえている1KW以上の局を呼んでも無理ですが。
Sメーターで3位振れていれば、悪くとも「アゲン?アゲン?」若しくは、コールサインの一部を取ってもらえました。

さらに、多くの海外コンテスターは一度でフルコールをコピーできていました。

これだけ成果を感じることができたので、500Wを出せる用意があることは無駄ではなかったと思います。

ただし、海外コンテストで国内外の猛者に勝つことはまず無理です。

ローパワー部門で大型ビームを使うことがベターですが、敷地がQRPという簡単には解決出来ない課題が大前提にあります。

それこそ、リタイアしたらどなたかと山の中にコンテストシャックをシェアして1KW免許でフルサイズ多エレメントビームをぶん回さないと勝てません。

これには資金力が必要です。
ちょっと今のポジションでは叶いそうにもありません。東京五輪バブル経済アゲインにならない限り。
でもバブルは困りますね。土地の値段が上がるので、無線用地の買収がやりにくくなります。

やれる範囲で、我慢することも大事ですね。
アパマンハムの方よりも、恵まれた環境なので。
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