2020 ALL JAコンテストに盆地からQRP参加
表題のコンテストに自宅から参加しました。
当初の計画では、山間部の私有地をお借りする予定で予約までしておりました。
ところが3密どころか「外出」自粛ムードが高まり、JARLコンテスト委員会から
「屋外での参加自粛」を呼びかける緊急コメントが約1週間前から出ました。
急遽自宅からの参加に計画変更をしました。 Google mapより引用
御覧の通り、三方を山に囲まれた「盆地」のような平野に自宅があります。
幸い6m and downではないので、電離層反射は使えますが6mや10mのGWは捨てるしかありません。
設備
Rig:IC-7300(固定用100W機を5Wに設定)
Ant: ハイバンド 3ele VERSA Lite、
ローバンド マルチバンド対応16m長 Zeppライク+マニュアルチューナー
レート(オールバンド)
バンド毎の内訳
CWとPhoneの内訳
エリア別QSO数
呼び回りが95%ですので、こんなものかと。
シングルバンドで参戦予定でしたので、80mと20mに注力しておりました。
エントリー部門につきましては、QRPの80mか20mの電信電話にて提出いたします。他はチェックログ。(電話やっておいて良かった)
3食ちゃんと食卓で食べて、犬の散歩もしました。
交信いただきました各局、ありがとうございました。
《ハイライト》
◇「なんちゃってオールバンド」にしてはQRPで200Q超えたので達成感あり
◇IC-7300ノーマルだがフィルター3まで絞れば80mのCW混信も苦にならず
◇閑散「廃バンド」でIC-7300のバンドスコープ活躍→火柱が立っているのはFT8だが
◇何とか6バンド中、4バンドでPhoneの交信ができた(QRPは辛いよ)
《ローライト》
◇観光地等で人が集まる場所への移動運用のみ禁止にできなかったのか?
(郊外の人、自宅から出られない人への配慮は?)
◇80m電話は59overで入感している信号をコールしても気が付いてもらえないこと多数
(まぁ、こちらが短縮アンテナQRPなので飛んでいないだろうなと納得)
◇40mの電話はコンテストでも酷い
(サフィックス呼び、コピーできていることを逐一オウム返しなど)
◇相変わらず「QRL?」を打って、5秒でCQ出し始める局が絶えない
(少なくとも15秒くらいはワッチしてね。電波法では1分間傍受ですよ。)
《雑感など》
JARLメジャーはQRPで参加してもそこそこ楽しむことができます。
普段は200Wや500WでDXを追いかけておりますが、やはりQRPで交信が成立すると嬉しさが違います。
自宅からのQRP参加は今回が初めてでした。三方を山に囲まれているので首都圏の地の利が生かせないのが神奈川県西部と山梨県であります。なるほどこの地には自宅シャックで国内コンテスタにおいて活躍している人は少数で、DXサーの比率が高いのかと思います。
「移動しない局 JK1WSH」では、FT-2000D(200W機)とIC-7300(100W機)の2台がメインで稼働しております。しかし、使い慣れたFT-2000Dは10Wまでしか絞れないため、今回はFT8専用機にしたIC-7300が活躍しました。1Wくらいまで絞ることができます。
普段使い慣れていないので、パワーの絞り方の設定から取説を参照する始末。
また音声入力USBに設定していたため、マイクでしゃべっても電波がでなかったりと紆余曲折はありましたが、大型機に引けを取らない(FT2Kより受信は良いかも)性能を発揮してくれました。