2021 6m and down コンテスト
熱海市の土石流被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
【まえがき】
さて、表題のコンテストですが当初の予定では小田原市の某所(ほぼ箱根)から出る算段をしておりました。しかし、金曜日から続いた集中豪雨後の回復が遅れ、箱根地区への交通手段が断たれてしまいました。
コンテスト1日目の参加は断念。VUの局数稼ぎと云う側面では大きなビハインド。
しかし、昨年C430で受信ミスが原因で優勝できなかったリベンジは果たしたい。
(1マルチ落としました)
JARLの4大コンテストで1度も全国優勝経験が無いのいがこの6D。
XAP(オールバンド電信電話QRP)でも2度狙いましたが、結果は2年連続2着。
(うち1回はUJXさん優勝が鉄板でしたので2着狙いでしたが)
得意の2mは、マルチを大量に稼げる3エリアと零エリア勢には敵いません。
(エリア優勝が限界)
日曜日だけで優勝狙うには、奇策に出るしか術がありません。
おお、奇策だ! オスカーハンター※かっ!(古いですね)
※オスカーハンター:MASPROハムテナーシリーズで衛星用のアンテナ。その昔、アマチュア衛星はAO-なんちゃらとかFO-なんちゃらではなく、そのまんま「オスカー1号」のような愛称で呼ばれておりました。「きく」とか「ふじ」とか出る前です。
【エントリー】
C430(シングルオペ電信430MHz)
【QTH、ワーキングコンディション】
Rig:IC-9700(50Wタイプ) ANT:10ele×2(第一電波)
同軸:8DSFA-LITE 藤倉電線(ポキッと折れないよう慎重に)
【結果】
レート
04:55に、/零MUC局をコールしてスタート。
実質、5時スタートですので10時間のコンテスト参加となりました。
マルチ
東北マルチは、青森と岩手以外の4県獲れました。
東海4県は、岐阜を最後まで残しましたが、終盤で羽島市の固定局からコールをいただきクリア。
信越は新潟のコンテスターRNN局(固定局)から早い段階でコールいただきました。
奈良、広島、香川は言わずもがなの面々からコールいただきました。
430MHzにしては上出来です。
25年前~20年前、430大ブーム時代のようにBigアンテナをコンテストのために用意する局はいなくなりましたので。
SCORE
奇しくも、昨年減点された局数と同数できました。
昨年:271×15=4,065(減点後)
減点があったとしても、23点~92点(マルチ23の倍数)でしょう。
(マルチ絡みの減点は無さそうです)
自己記録 8時間遅刻で2,000点上乗せすることができました。
交信いただきました各局ありがとうございました。
【あとがき】
QRP&ローパワーブームに対応すべく、同軸ケーブルをいつもの5DFB(MJ-MJ)から、
8DSFA LITE(NJ-NJ)に変更し、受信ロスを軽減。
フジクラの8DSFAは、固定局(常置場所)では使ってはいけない同軸です。ローテータで回したりしたら、「ポキッと」お亡くなりになります。
移動運用では細心の注意を払えば、問題ありません。
兎に角、「耳」を改善しました。
案の定、Pを送って来た局が37/271=13.7%を占めています。
愛知県のPが5局いました。
長くなるので書きませんが、Lの局が増えた感触があります。IC-705効果でしょうか。
《ハイライト》
◇移動地で誰からも「奇異」な目では見られず(無関心)、パトカーもスルー
◇目標点を300Q×15マルチ=4,500点で設定したが、2,000点近く上回った
◇設営時は雨が上がり楽勝
◇最長距離?(未調査)広島のUYBさん?、香川のRNZさん?、秋田のKPIさん?
◇集中豪雨による渋滞や通常止めに遭わず
《ローライト》
◇お昼前から強風が吹き荒れる
◇撤収時に雨
◇撤収前に写真撮影しようと見上げたら、アンテナが「オスカーハンター」化
(終盤にあのような無様な形になったようで大勢に影響なし)
【最後に】
移動地について
1ヶ月ほど前に山梨コンテストで出た場所ではありません。
富士山麓は静岡県小山町側でしたら1エリアに開けていますし、多くの方の運用実績があります。
国立公園内ですので木の枝を折ったり、観光客に威圧感を与えたり、複数の人数でワイワイ移動運用を楽しんだりすると、「無線禁止」と具体的に狙い撃ちの危険性があるので、web上では場所を公開しません。
(五合目は多くの観光客が来るのでハンディかモビホが限界)
事前に山梨県道路公社の担当者(県から出向の人?)にアンテナの規模、人数などを細かく説明して、OKをいただきました。ですので6m八木のような大きなアンテナは上げられません。
また、夜間は使用できませんし、シーズンにはマイカー入山規制もあり、とてもピンポイントな形でした。
最後に高度計を貼っておきます。
湿度の変動が激しく、実際は2,000mを軽く超えていました。