VERSA Beam KA1-203Lite 架設工事
注文から5か月が経ち、ようやくこの日が来ました。
KA-203Lite 諸元
メーカー:工人舎
14MHz、18MHz、21MHz、24MHz、28MHz、50MHzの6バンド
(14MHz帯では約30%短縮、18MHz帯では約12%短縮、21MHz以上はフルサイズ)
3エレメント(50MHzは4エレメント)
既設のアンテナ
MINIMULTI 短縮5エレデュアルドリヴンアンテナ(21MHz、28MHz、50MHz)→撤去
コメットのGP(7メガ専用)→撤去
どちらも廃棄引き取り(今年のハムフェア FTIブースに出てきますね)
まずはアンテナを撤去します。
寂しさがありますね。終活のようなたたずまい。
ブームを滑車で上げます。
ブーム、太いです。マウント部分は巻き尺が入っているのでデカいです。
外側のエレメントから取り付けます。
あっという間に取り付け完了。
放射器と50MHz用のパッシブエレメントを取り付けます。
形になってきました。
完成しました!
先ほどまで曇りがちだった空も晴れ間が見えました。
追加工事をお願いしていました。
秘密兵器です。
デベグラスワイヤー(青い線)にIV線をヘリカル状に巻き付けた新型?アンテナです。
諸元?
エレメント長:16m
給電方法:電圧給電(Zeppライク)、ですがマルチバンド対応※
※トランスが入っています。(QBU局からヤフオクで)
耐電力:SSB200W、CW100W
アンテナチューナー併用必須
これが上手くいきました!
普通のZeppは給電部がバンド専用なのでチューナーでは同調できませんが、
マルチバンド対応給電部なので、160mバンドから上は同調できます。※
※ローラーインダクターと2バリコン仕様のPALSTAR AT-2Kを使用。
しかし、我が家の狭い敷地では大して長さが稼げません。
タワートップから、2階屋根のTVアンテナの屋根馬に張るしか術がありません。
設置前に三平方の定理(笑)で計算したところ斜辺は16.5mでした。
強度に関しては、信頼のグラスファイバー工研のデベグラスワイヤーを軸にらせん構造で巻き付けておりますので、台風も怖くありません。給電部も I(アイ)ボルトにフックでぶら下げ、デベグラスワイヤーの結合は金属製の締め具で固定していただきました。
こんな感じです。
実験:40mCWでVK3/UA4WHX Vladが出ていたので、80Wで呼んでみた。交信成立。
160mCWで3エリアの局が出ていたので呼んでみた。一発で599をいただく。
これでローバンドもローパワーではありますが、少しは楽しめそうです。
「なんちゃってマルチバンドGP」を撤去するので、ローバンドに出られなくなることだけが気がかりでした。
「なんちゃってマルチバンドZepp」のほうがローバンドは良く飛びそうです。
主役のVERSAライトはもちろん好調です。
試しに9N7AM(ネパール)が20mCWに出ていてそこそこのパイルでしたが、
あまり待たずしてWkdできました。(JK1WIHとコピーされ訂正にが大変でしたが)
クランクアップ建てられるほどの敷地と資金があればそれに越したことはないのですが、狭い敷地で近隣に威圧感を与えずにローバンドからハイバンドまで遊ぶシステムを完成するのも一つの楽しみだと考えます。
アンテナ工事はFTIに依頼しました。
これで3回目の依頼ですが、毎回良い仕事をしてくれます。