2021 フィールドデーコンテスト
サブタイトル:〇〇歳、真夏の大冒険
表題のコンテストに参加しました。
上記写真は、8/7(土)の午後、コンテスト参加前に撮影
Rig:FT-991M単体
ANT:20mバンドフルサイズVDP、70cmバンド10段同軸コリニア(ロケ確認用)
電源:HONDA EU9i(並列運転OK型)、ポータブル電源(100V、1kW)
移動地:後述(訳アリ)
《前書き》(読むお時間が無い方は飛ばしてください)
当初の予定:埼玉県越生町の黒山展望台、ここがダメなら東京都日の出町の梅ノ木
金曜日は仕事、片道2時間の通勤時間、日付が変わってからの出発が精一杯。
仮眠もしたので、黒山展望台到着は土曜日の午前3時。
1台軽自動車が停まっていました。モビホは付いていないが、ヘッドランプで照らされた車内には、GPの部材が見えてしまいました。
こういう時のために、HFとVUの干渉を軽減するローパスフィルタを常備しています。
同業者と挨拶ができた時は、相乗り交渉をします。(お互いシングルバンドの場合)
車内は電気が消えていて、爆睡されていました。ここで引き返す。
「真夏の大冒険」のプロローグとなりました。
次!:さすがに梅ノ木峠はロカコンコンテスターくらいしか(失礼)来ないところ。
午前4時半頃、林道手間のところでゲートに貼紙が。
「台風接近のため通行止」
そりゃそうです。強引突破は止めて、引き返しました。
ここまでで既に走行距離は300km超えて疲労困憊。
自宅に一旦引き返して寝ることにしました。
睡眠6時間。一先ず近隣の高い所を目指します。
次に向かったのは、県道75号線脇の、富士見峠(箱根町・上記添付写真)。
《コンテスト1日目》
箱根ターンパイク内は、無線ができるところ2箇所は予約ができず、
今回は芦ノ湖のほうに下ったロケの今一つの場所からスタートです。
1エリア方向が全くダメな場所なので、GWで西狙いですが…
21時を回っても電離層反射で遠くが聞こえます。
しかし、8エリアは最初の5分間でフェードアウト。
西の14MHzシングルバンド参加局らしき局との交信となりました。
夜間なのでオールバンドの局は来ません。雨風がMAXとなり、22時半にはQRT。
ここまでで僅か26QSO。2日目から参加で十分だったのかも。
雨風が弱まるのを車内でじっと待ちます。
停波して、1時間経過しても雨風は弱まらず、嵐の中で撤収。
深夜2時に帰宅し、シャワーを浴びて爆睡。
《コンテスト2日目》
朝、4時過ぎに起床。2時間弱ですが睡眠確保。
1エリアに開けている場所に行くことに。
※移動する局は、マルチが変わらない範囲での移動地変更が認められています。
移動地:神奈川県平塚市某所の高台
14時頃まで悪天候の予報でしたので、訪れる人も少ないはずのアノ場所へ。
朝6時からコンテスト開始。3時間位、CQと呼び回りを繰り返します。
まだローバンドが好調なので、レートが上がりません。
9時から本格的にCQ RUNを開始。10時半くらいまで比較的途切れず呼ばれます。
その後はマルチ確保のために呼び回り中心でたまにCQ。
14時にはお天気も回復し、訪れる車が増えてきて15時に慌てて撤収。
気が付けば、2日目だけで150QSOしていました。
レート
HFハイバンドは2日目だけで十分か。
マルチ
AJDは石川県できたのでギリギリセーフ。
エリア内すべてできたのは、4エリアだけ。
沖縄局、2文字コールのOMが今回もおられましたが、すれ違い。
東北北部は短時間Bigオープンあり。福島近過ぎて落とす。
今回も紀伊半島にご縁なし。
《SCORE》
200Q、50マルチ、移動係数2で2万点が目標でしたが、達成率は81.9%でした。
結果だけ見れば、8時間停波していた割には巻き返せたと思います。
X14にログを提出します。14MHz SSBで10局もできました。
昨年の優勝スコアはたまたま上回っていますが、一昨年準優勝のVTE局のスコアも超えていませんし、2018年優勝のIJT局のスコアにも届きませんでした。
入賞は2位か3位までですので、微妙な感じです。
今年は、IJTさんもVTEさんも、CSYさんもいませんでしたが、
気になる局が2局いましたので、結果を待つのみです。
交信いただきました各局、ありがとうございました。
《ハイライト》
◆Es出たのか?新潟、石川1局ずつできた
◆14メガのPhoneは大概5局未満のQSOだが今回は10Qも
◆ポータブル電源debut(2日目のみ)
◆マルチはまずまず
◆2日目の平塚市高台でパトカー接近も職質受けず
《ローライト》
◆行く先々で凹みの連続
◆雨風強くて集中できず、中断しばしば
◆2局ほど弱くて取れず、SRI WEAK GL と打電
◆三重が今回も取れない(MIOさんは4エリアでした)
Jackery1000ポータブル電源 初投入
出力:1,000W(100Vで10A)
容量:1,002Wh(1,000Wで1時間)、278.4Ah
AC出力:100V 正弦波
DC出力:12V 10A(シガーソケット)、5V 2.4A(USB)
入力:DCアダプタ、シガーソケットアダプタ標準装備
寿命:500回充放電以上
サイズ:332×233×243mm(横×奥行×高さ)
定価:¥139,800(税込)→Yahoo!ショッピングで最安値、コミコミで11万切りました!(連携ポイント特典使わず)
《コンテスト導入の使用感》
◆CW RUN中心、50W送信で6時間は使える印象(無線機1台+ノートPC)
◆18時間以上のメジャーコンテストはこれ1台では無理
◆QRP参加や1200MHzのみ参加ならメジャーコンテストでも大丈夫かも?
◆3時間程度のスプリントコンテストなら50W送信、CQ RUN中心でも十分余る
《一般的な移動運用》
◆SSB中心のゆるい移動運用なら50Wでも8~10時間は充分使える
◆FT8国内は50Wフルパワー出さないでね(笑)
《使用感》今回は100Vからスイッチング電源でDC13.8Vに落としました。
◆電流は余裕があり、全く不安無し
◆残容量表示ディスプレイ搭載なので、コンテスト終了時刻から逆算ができた
→概ね、1時間で10%~12%減るような感じ(50W CW送信)
《その他》
◆コンテスト後半、残量が微妙になってきたのでフローティング充電を試した
→車のエンジンをかけ、シガーソケット充電をしながら放電。若干の延命には成功したが、車のシガーソケットからの充電は非力。相当な時間がかかる。放電無しの場合、5分で1%充電されるような感じ。
◆HFのノイズが軽減されたような(気がする)。発電機比較。
《終わりに》
同型機で我らのJVC KENWOODからもOEM商品として販売されています。全く同じ内容で、KENWOODブランドです。保証もKENWOODが窓口になります。
最安値を検索すると、Jackeryブランドのほうが安かったのでこちらに決定しました。
下手をすると(しなくても)HONDAの発電機EU-9iよりも実勢価格は高いです。
今回購入に至ったのは、富士山山麓移動で発発はまずい(音、CO2や排気ガス)だろうと感じたこと、同じく富士山山麓移動で、2,000m超えで発発が不安定な動きをしたことです。
さらに、今後はモービルホイップ運用をしたく、車から電源を取るのは避けたい。なぜなら、車のDCはいろいろな意味で質が悪く(不安定かつエンジンのオルタネータノイズあり)、エンジンを切った状態で安定した電源を無線機に供給できると考えたからです。
購入したタイプよりも小さいものが3種類、大きいものが1種類、計5種類のラインナップが存在します。(240W、400W、700W、1000W、1500W)
「自然災害に備えて」の大義名分で購入を検討されると、財務大臣の財布の紐を緩めやすいのでは?
以上