jk1wsh’s blog

サラリーマンの無線日記

サラリーマンの【500W】QRO日記【変更検査】体験記⑧書類のノウハウその1

変更申請書類 自分なりのノウハウ その1
 
変更申請に付随する書類は、他のOM局のHPやブログに掲載されていますので
後発の私が、今更ここに掲載しても 何の面白みもありません。
 
ですので、自分なりに工夫したことを 私よりも後発の方々にプレゼントできればと思い、
参考になりそうなことだけを書くことにします。
 
【防護指針に係る電界強度計算書】
犬エリアなので、関東総合通信局HPからダウンロード
 
皆さんが悩むであろう数値
 
給電線損:0でも余裕なら0のほうが通りやすいです。50MHzでぎりぎりならば、少しでも入れるべき。
検索すればメーカー発表の表がどこかに出ています。ここで困るのは周波数毎にどうするか、同軸長さによる損失は単位量あたりが計算できれば問題ないです。メーカーの表には30MHzなどどきりの良い周波数しか載っていないので、どう見ても損失の少ないほうに大体で見積もっておけば、突っ込まれても大丈夫。
実際、総通から根拠を聞かれました。そのとき私のの回答が、
「メーカー発表の表から概算しました。低い周波数の方に合わせています。例えば、21メガでしたら、メーカーの表の10メガあたりの数値で長さの係数を乗じでおります。」てな具合。
 
俯角減衰量:ミニマルチはナガラやクリエイトのようにはいきません
1を入れておきました。ここも突っ込みがありましたので、お応えしました。
JARLの手引書に、不明の場合は1を入れるという記載があったのでそうしました。」
 
空中線地上距離:空中線を地上に投影し、空中線を回転して最も民家(敷地も含む)または道路に近づく距離です。私のアンテナは、回転させる途中で公道上をかすめます。つまり0m。しかしここのセルは計算式に参照されているので、0にするとエラーになります。マイナス数値を入れてみるともっとおかしなことになります。そこで用いた数値が0.1です。四捨五入すると0になるので、0.1と入力してエラーを回避しました。
 
平均電力率:ほとんどがSSBの運用です。仕事をリタイアしたときの楽しみにCWはやりたいと思うので、
せめてCWも500W出せるようにしておきます。 したがって、0.5に決定。 RTTYされる方、28メガ以上で
FMを申請される方は1になりますので注意。1だとアパマンの方は、クリアしにくくなります。
 
ところが、私はミスをやらかしてしまいました。工事設計書にA3とF3を入れたまま申請してしまいました。
ここも総通に質問されて、訂正をお願いしました。(総通は、軽微な訂正ならヒアリングで直してくれます)
 
電界強度計算書だけでも、こんなに紆余曲折がありましたが、
関東総合通信局担当官の親切な対応で、書類を差換える事態には至りませんでした。
他の体験記を拝見していても、総通の対応は親切だという記載が多いです。世の中変わりました。Hi
 
その1 おわり
 
実際の電波防護指針に基づく電界強度確認表を掲載します。
私は2枚作成しました。①が隣接する公道(直下と仮定) ②が最も近い民家の2F 
普通は1種類でも通るとは思いますが、2~3パターン用意しておけば完璧です。
 イメージ 1
 イメージ 2