jk1wsh’s blog

サラリーマンの無線日記

QROから、約2ヶ月運用して

6月14日にQROしてから、約2ヶ月経過しました。
さて、QROしてどんな変化があったのでしょうか。

ハイバンドのDXは夏枯れになってしまいましたが、それでも夜のヨーロッパ、
アフリカ南東部は聞こえる日があります。

このblogの前半の【サラリーマンQRO】シリーズをご覧になっていない方に、改めて設備の紹介をいたします。

YAESU FT-2000D
TOKYO HI-POWER HL-550FX
MINIMULTI HA-34X (4エレ  デュアルドリブン 超コンパクトトライバンダー) 20mh
というささやかな500W設備です。敷地が狭いのでこれ以上のアンテナは無理です。
せいぜいあと1つエレメントを増やす程度ですね。

運用をしていて、200Wと違うなと思う点を幾つか…

◇ヨーロッパの局とQSOしているとこちらの周波数ではないのに、QSO終了とともに
ヨーロッパの局が私を呼んでくる。

◇珍局ではない限り、数局のパイルならRS57程度あれば軽く抜けていく。
 
◇DX QSOで相手局へのシグナルレポートよりも自分のもらうシグナルレポートが良い場合がある。

◇終段に負荷をかけないために、エキサイタの出力を40W程度に絞って、リニアで押し、300~400W出力での余裕のあるSSBの信号にしたことで直線性も良くなり、結果、良い変調だと言われることが多くなった。

CQを出すと、旧 U zoneの局が束になって呼んでくる。

◇国内向けに西にビームを振っていても、サイド(南)からインドネシアの局が呼んでくる。

今までに500Wで運用してみて上記のような違いがありました。
サイドから呼ばれることは、アンテナの切れ味が良いとは言えませんw
・・・がそれだけ電波が強いということです。
また、旧ソ連の方々から呼ばれることは悪いことではありませんが、信号の弱い局がかなりいるので、
それだけ耳を鍛えなければいけません。
しかも英語圏では無いので、フォネティックの発音が悪かったりするとコールサインを取るだけでも大変です。
さらに、私は調子に乗ってファイルナルにロシア語を入れたりするのでますます呼ばれます。
相手のHNは、大概 ブラッドさんかアレックスさんなので楽ですが(笑)

インドネシアの局は、陽気です。
つい最近QSOしたばかりでも、容赦なく呼んできます(^_^;) 嬉しいことではありますが、
日本人の感覚とちがいますね。インドの局も同様です。
 
私は、ほとんどCQ DX とか CQ アフリカ のような地域指定のCQは出しませんので、
いろんな局が呼んできても当たり前なのです。
こんな貧相なアンテナ(和歌山の社長さんごめんなさい)では、おこがましくてCQ DXなんてできませぬ。

今までに、弱い信号の局に呼ばれることはあまりなかったので、CQを出す時はノイズと混信が無い状況下にしています。

さて、アフリカなどのやや人気があるエンティティはどうでしょう?
モザンビークとかマダガスカルあたりの中堅どころでJAのDXサーが10局くらいは束になって呼んでいる状態。
もう、こうなるとトライバンダー500Wではパイルを抜けません。1KW、モノバンドビームに敵いません。
タイミングをずらしても、わざと被せてくる者やフルコールを2度繰り返すお仁が居たりしてどうにもなりません。
モザンビーク程度の局でこれですから、もっと超珍局の犬パイルには最初から参加しません。
CQの出し始めで、クラスタに載っていないケースやスプリットでロシアンルーレットやっていれば可能性は高くなりますので話は別です。

さて、QROしてからはまだ北米や中米のオープンを経験していないので秋のシーズンが楽しみです。
中米の小さな国ぐにや、カリブ海はまだまだ未交信エンティティが残っております。
今春までは、アンチグアバーブーダの強い信号の局を最初から諦めて指をくわえて聞いていました。

QROしたらしたで、インターフェアに気をつけることは勿論、CQを出す時間やノイズの状況、ビームの方向などなど100Wや200Wではあまり気をつけていなかったことにも配慮が必要です。

50メガはまだアンテナの整備が終わっていないので、ハイパワー運用はしていません。
(変更検査時の51.2MHzにSWR最良点があるままです。もちろん検査は通り、免許もおりています。)