jk1wsh’s blog

サラリーマンの無線日記

MINIMULTI HA35X 使用感

本日は、自宅アンテナの写真を撮りましたので、ついでに使用感にも触れてみます。
 
ミニマルチアンテナのHP↑
 
MINIMULTI HA35X 5エレ トライバンド(15m・10m・6m) ミニビーム
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
F T I 施工なので、とても綺麗に組みあがっております。
マスト・トップには 例のコメットさんが避雷針代わり(Hi)にそそり立っております。
コメットさんのラジアルは、干渉を避けるためブームと平行に設置。
さらに、GPは落下防止にグラスファイバーワイヤーをらせん状に巻いてあります
このグラスファイバーワイヤーは、FTIのご厚意によりサービスしていただきました。
また、エレメントの繋ぎ目のところが黒く見えますがこれはFTIが丁寧にテーピングしてくれました。
 
さて、本題です。まず緒元から・・・。
厳密には、八木でもHB9CVでもありません。
デュアルラジエーター方式(2D)ビームアンテナです。(位相給電)
周波数:21,28,50の3バンド  エレメント数:5
エレメント長:4,750mm ブーム長:5,700mm 回転半径:3,700mm
重量:13Kg フロントゲイン:8.9dB  FB比:20dB以上  耐入力:500W P.E.P.
材質:焼き入れ軍用規格アルミパイプ
位相給電ですから、バランは使用していません。X型のマッチング+ヘアピンのフェーズライン。
同軸コネクタのすぐ後ろに同梱されているフェライトコアを取り付けます。
 
このシリーズは、2エレから8エレ(おそらく、6エレ以上は受注生産?)まであります。
14,21,28用のMCシリーズもありますが、14MHzが入っているのでやたらでかくなり、
もはやミニビームとは言えません。
 
HA53Xの話に戻ります。大概、在庫を2つ3つ持っています。価格も3段構えですHi(年末は4段?)
定価¥84,800  希望販売価格\59,800  セール特価\53,000  年末3台限定\48,000
直販のみです。社長さんと電話でお話しができます。IP電話からかけないと電話代大変です。
 
ミニマルチのカタログには、「一撃でパイルに打ち勝つ」 「最高のゲインと切れ味を保証する」
「世界最高級・・・」など 社長さんのユニークなキャッチコピーが踊っていて楽しませてくれます。
多少大袈裟に表現されていますが、まんざらまったくの出鱈目ではないようです。
 
HA53Xは、わずか3.7mの回転半径で5エレを構成しているわけですから、短縮率はかなりのもの。
しかしながら、チューナーなしでも中心周波数付近はSWR1.2位には落ちますし、(6m除く)
バンドエッジでもSWR2には収まるので、アンテナチューナーを併用すればストレスありません。
 
耐入力は200W CW なら余裕。500W SSB なら余裕。 500W CWも 何とかいけそう。
500W RTTY、FM はトラップが壊れるかもしれません。
1KW申請には使えないのが難点であります。
いずれにせよ、1KW申請できるような局はもっと敷地が広いはずなので、
ミニマルチのこのシリーズの選択は無いから問題ありません。
 
郊外新興住宅地の一戸建てで何とか狭い庭があり自立タワーを建設できた
あまり物々しい大型アンテナを立てると、家族や近所のSWRが上がりそう
プチDXをマイペースで楽しみたい
クリスマスツリー状にいくつもマストに八木を上げると台風のときなど心配
 
こんな人にはぴったりだと思います。ただし、SSN低調期には冬眠に入るしかないです。
あ、夏の国内Esと6mのTEPなどはできそうですね。
 
最近では11・23に15mFONEでセントビンセントができていますし、
12月に入ってからも15mのロングパスで英国やフランスは何局もできているので、
そこそこのDXでしたら飛んでいきます。Wはまったく問題なくQSOできます。
 
コンパクトサイズにしては、意外と飛ぶというのが率直な感想です。
もちろん、フルサイズモノバンダーの5エレには適いません。
 
最後に・・・。アンテナの材質は良いです。良い材料を使っています。
海沿いでなければ本当に20年持ちそうです。