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サラリーマンの無線日記

第一級海上特殊無線技士 「英会話」について 第2弾

第一級海上特殊無線技士 「英会話」について 第2弾

特殊無線技士の記事は1陸特の記事ばかりでしたので、たまには1海特にも触れます。
工学も法規のさほど難しくはないのですが、
英会話の試験があると聞いて二の足を踏む諸兄がおられると思います。

私のブログアクセス解析のキーワードに「1海特 英会話」というワードでHitして訪問された方が時々いらっしゃるようです。

前回も書きましたが、私は英語は苦手科目でした。
英検も3級までで、2級の1次は合格しましたが2次は面接(英会話など)で落ちた馬鹿者であります。
昔は準2級が無く、今の2級よりも昔の2級のほうが若干易しかったのではないでしょうか。

本題

格言:一海特の英会話は英検3級程度である。
しかも英会話ではなく、リスニングである。つまり、喋れなくても合格する。


さて、最近の問題を振り返ってみましょう。

RE710(平成27年10月期)
第一級海上特殊無線技士「英会話」試験問題
(注)解答方法:
選択肢の中から最も適切な答えを一つ選び、その番号に対応する答案用紙のマーク欄を黒く塗りつぶしなさい。

QUESTION 1             
You mentioned that your radar systems are old. How old are they?

1.  The captain is 50 years old.
2.  They were set up 10 years ago.     
3.  The apparatus sometimes has trouble.
4.  The average age of the sailors is in the mid-thirties.

振返りをしてみましょう。
あまり聞きなれない単語があるとしたらメンションですね。
mentionは 述べる 言及する

Q.あんたは あんたの(船の)レーダーシステムは古いと言っていたね。
どんだけ古いんだい?

選択肢
1.ウチの船長は50歳だ
2.10年前に設置したものだ
3.時々障害が出るんだよ
4.乗組員の平均年齢は30代半ばだよ

どうですか? 1.は絶対に違いますね。 
でも、前半部分の英文を聴き逃してしまうと
How old ・・・? に釣られて選んでしまう人もいるかもしれません。
答は2です。 
3.は全くトンチンカンな返答
4.は How old are they? だけしか聴き取れていなくて選択肢だけで選ぶ人がいるかもしれません。

私は、1海特の前回の記事で
When Where How で大体正解が推測できる と述べましたが(mentioned)、
きちんと本文を聴いていないと、乗組員の平均年齢は30歳半ば という答を選ぶかもしれません。
さすがに、船長は50歳だ を選ぶことはまず無いかと思いますが。

結論:疑問詞を徹底マークすることは重要だが、本文の前半部分の大意を把握していないとプチトラップに嵌る。